守備長:君が騎馬に卓越した才能を見せたと聞いたよ。
カホン:…そんな大した事ではありません
守備長:神竜の上でバランスをとる訓練をしてたから、
何かに乗るのが上手いんだな
カホン:その訓練が騎馬と関連あるかはよくわかりません。
ただ馬に乗る方が龍に乗るよりは簡単です
馬は突然体をひっくり返さないですから。
守備長:ははは、そりゃそうだろうな!
なあ、部隊長
俺は以前から北到来には騎馬兵が必要だと考えてる
この外城の外に広がるあの広い野原...
野渦は必ずまた紛争を起こすぞ
大きな戦いになればあの荒野で起こるだろう
馬に乗って走る方が当然有利だろうし
どうだ、君が騎馬兵を受け持ってみるのは
編笠翁:ふむ...このくらいなら十分だな
カホン:見よ、これが狩人だ!
木を削って作った偽顔に縋り付いて生きる虚像だ!
そちらも見ろ!
(霊物を殺す事になるとは…)
(だが仕方がない)
(士気を上げる事の方が重要だ)
こんなに巨大な蛇を我ら到来の手で倒した!
我々は今や恐れるものなどない!
これ以上何を恐れるのか!
我らの王をこのまま失う事より恐ろしい事がどこにあろうか!
到来の兵士たちよ!
我が到来は神龍の名で建てられた龍の国だ!
我々は神龍の守護の元で生まれ育った龍の民である!
このまま王を失えば我々は龍を見捨てた事になる!
我らの手で王を取り戻そう!
龍の民としての誇りを見せつけるのだ!
カホン:あれ...あれは...
3門将:将軍!まさか...
カホン:殿下‼︎
殿下 :…ホ…ン
カホン:殿下!
くそっ、おい貴様!
殿下に、殿下になんて事を...!
今すぐ降りてこい!
今すぐ殿下を... !
修羅 :悲しいな
我が民らがこんなに凄惨に敗れるとは
だが案ずるな
王は、決して民らを死なせてはおかぬ
3門将:な、何だ...?あの...糸は
カホン:糸とは、どういう事ですか、3門将!
修羅 :全て作り直してやるから、悲しむでないぞ
北到来最高将軍、オルネ・カホン
貴様と到来軍が見事私の民を退けたので、褒美を与えよう
3門将:いや一体...この糸は...!
カホン:何の糸があるのですか、3門将!
3門将:しょ、将軍...あ あの者の手から伸びた糸が…
兵士たちの頭で...!
修羅 :お前も'鏡泥棒'の一族だから、この話を聞いた事だろう
横の糸は記憶
縦の糸は時間
<ふぃるる先生コメント>
本当…本当本当本当に暑いですね!暑い気候に気をつけて元気な週にしてください!
修正日:2023/09/07
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ぴょん吉 (日曜日, 25 3月 2018 11:33)
殿下の体勢が…見るに耐えられぬ…。