カウリ:先生!
アゲハ:ちょっと待って!
動くな…大丈夫だ。
ただ...何か見えるだけなんだ
何だ、これは?
まるで…頭だけ憑依されたようだ。
セスル:ようだじゃなくて完全にそう見えるぞ。
カウリ:見えるとは、何が見えるんです?
アゲハ:それは…
記録 :我ら「ソトン」の図書は、記憶を共有する事で閲覧される。
カウリ:記憶を共有する... ?
アゲハ:ある…男が見える。
何かを抱えている… 赤ん坊か?
何て言ってるんだろう?
アゲハ父:この子を見て、俺達の子だ
今度の代の神源の中心を、俺達の子が受けて生まれたんだ!
アゲハ:ふぇ!
カウリ:先生!
セスル:アゲハ!どうした?!
アゲハ父:ああ、君。何で出てきた、体がまだ…
アゲハ母:歩けます!
貴方が何度も子供を連れて出かけるから、一人で退屈じゃない!
私も我が子を抱いて歩き回りたいの!
アゲハ父:あたた、わかった、わかった
アゲハ母:ふふ、私達の赤ちゃん
素敵なプレゼントを貰って生まれたのは、やはり私は運が良いからね
アゲハ父:君、神聖な神源の中心を運扱いするなよ。
アゲハ母:いえ、私が運が良いのは間違いないわ
そしてこの子は私の運を受け継いでいだ
神源の中心、世の中で最も縁起の良い兆し0
人生がいつも楽しいわけではないでしょうけど、貴方は大丈夫。
貴方は生まれながらに大きな幸運を手にしたから、
きっとそうなるわ…
アゲハ父:うん…?誰だろう?客人か?
村人ではないな。
修羅 :面白い村だな。
アゲハ父:「ソトン」へようこそ。
呪術の依頼でしたらしばし待たなければなりません
今日はお祭りでして...
修羅 :いいえ。ただ村を少し見物したくて
アゲハ父:でしたらごゆるりとご覧下さい!
ご馳走も一緒に召し上がって下さい!
修羅 :………1
アゲハ父:え?
修羅 :独り言です。
アゲハ父:ああ、ここにいたんですね!
村はしっかり見れましたか?
修羅 :ええ…
アゲハ父:餅を召し上がって下さい
古い幽鬼達が作ったのでとても腕が良いんです
修羅 :…結構だ。
幽鬼達と共存してる村とは、実に珍しい
そんなご馳走まで作るなんて
アゲハ父:珍しいですか?はは、この村は幽鬼と人間が共に建てた村です
世間は幽鬼の力を恐れるが、かつて皆人間だったじゃないですか
対話するすべを知れば、コミュニケーションが取れる
修羅 :……しかしこの村は青銅鏡眼を持つ者がさほど多くないのに、
コミュニケーションとは?
アゲハ父:村の石像をご覧になったでしょう。
修羅 :見ました。沢山ありました
アゲハ父:村の幽達鬼が宿る為にあるのです
青銅鏡眼のない者は、石像を通じて幽鬼と話します
おかげで「ソトン」には青銅鏡眼がなくとも優れた呪術師が多い
修羅 :…本当に興味深い所だ
アゲハ母:あなた、ここで何を?隣はお客様?
アゲハ父:ああ、うん。村を見物したいそうだ
こちらは私の妻と息子です。
この人も青銅鏡眼はないが実力のある呪術師です
アゲハ母:こんにちは。村を見たいのですってね
修羅 :もう大体見れました
21
アゲハ父:何の音だ、これは?
アゲハ:う、ふぅ…ふぇえーん-
アゲハ父:あれは何だ... !
修羅 :交渉をしに来た。
21人の青銅鏡眼を持つ者を連れてこい
<ふぃるる先生コメント>
今週はアゲハの故郷と家族の物語でした:)楽しい1週間を!
修正日:2023/09/27
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ぴょんきち (月曜日, 17 9月 2018 09:42)
天使がたくさん見れて幸せ…と思ったのも束の間。修羅様、おやめ下さい(T-T)
蝶パパは髭のイメージだったので、数年後にあれが起きるの??
喜田 (月曜日, 27 8月 2018 21:30)
カウントダウンそういう事なんですね〜
部下に任せるでもなく、
自ら足を運び一人一人の目を確認する修羅様
さすが敵役の鑑
りんご (月曜日, 27 8月 2018 11:17)
修羅さまの青銅鏡眼カウント怖いよ〜〜w
交渉っていうか青銅鏡眼狩りじゃないか!
他の人達もやっぱり殺されてしまったんだろうか…
村から逃げて生きてたりとかないかなー
ネク (月曜日, 27 8月 2018)
修羅様のニッコリ顔レア!